常石テレビプロジェクト

高学年のワールドオリエンテーションでは、2学期に『常石テレビプロジェクト』が始動しました。小学生の目線から、常石をとらえる、伝えるということを目指して、テレビ番組を制作しています。
その活動のなかで今回、NHK広島放送局とオンラインでつながり、放送センターの様子を見せていただくことができました。

 

最初は、NHK広島放送局の施設や設備の紹介でした。
その一つに、お天気カメラがありました。
5年生は、先日社会見学で広島市へ行きましたが、その時に見た街並みをお天気カメラで空から見下ろすことができました。

次に夕方のニュース「お好みワイドひろしま」ができるまでの映像を見ました。

 

その中で、気象予報士の岡田さんは、わかりやすい言葉で、小さい子供から年配の人まで分かるように伝えることを心掛けていると話しておられました。
また、アナウンサーの松尾さんは、ニュースを伝えるには、「自分自身がそのニュースを把握していないといけない。声に出して読むことで、理解することができる。」と話しておられました。

プロンプターやヘリポート、アナウンス席など、大きなテレビ局ならではの放送技術や設備もありました。
さらに、クロマキー効果で、本物のニュースと同じように人と街の映像を合成する様子も見ることができました。
アナウンサー、記者、カメラマンなど…たくさんの人が関わって番組を作っていました。
子どもたちは、初めて見るテレビ局の裏側を真剣に見入っていました。

最後に、子どもたちからの質問に答えていただきました。
インタビューする際に気をつけていることは何ですか?
ニュースでテロップを入れるとき、入れないときの違いは何ですか?
情報はどうやって集めているのですか?など、たくさん質問が出ました。

 

 

オンライン授業の後はそれぞれしっかり振り返りをしました。
6年生からは、こんな振り返りが出ました。
「カメラについて、2台で撮っていろんな角度から撮っていると分かりました。私は(アナウンサーは)ずっと原稿を下に置いて見ているのかなと思っていたけれど、上からカメラで映して前の方で見れるようにしていることが知れてよかったです。
 他にも、取材がうまくなるコツや、動画を作るにあたっての計画のしかたや、つまらずに原稿を言う対策などを知れたので、これから(テレビプロジェクトで)取材などもあるので、今回のことをいかせたらいいです。」

実際の放送の現場を見て、プロの方に話を聞けるとても貴重な体験となりました。
ご協力くださったNHK広島放送局のみなさま、お忙しいなかありがとうございました。

2021年11月16日