教室の明るさは?

 先日,学校薬剤師の先生が,照度の検査をするために学校に来られました。
 ちょうど6年生が家庭科「冬を明るくあたたかく」の学習の中で,「黒板や教科書を見やすくしたり,足元などを照らして安全に過ごしたりするには,目的に合った明るさが必要」ということを学んでいたところだったので,照度の検査を見学させていただきました。
 学校薬剤師の先生に,どういうところを測ればいいのかということや照度計の使い方を教えてもらい,6年生が普段学習をしている教室の照度を一緒に測りました。今回の照度の検査では,教室の机の上の照度を9か所,黒板の照度を9か所測定します。実際に測ってみると窓際は1000㏓を超えていてとても明るいのですが,窓から離れたところは900㏓程度と少し暗くなることが分かりました。
 また,1か所だけ検査の基準はクリアしているものの暗くなっている部分がありました。その真上を見てみると,蛍光灯が1本切れています。「基準は超えているけど,ここは蛍光灯を変えておいてくださいね。」と学校薬剤師の先生に話をしていただきました。また,基準より低ければ,蛍光灯を増やすなど対策をしなければならないことも教えていただきました。
 普段は明るさを意識して過ごすことはなかなかありませんが,タブレット端末などを使う機会も増えているので,「学習にあった明るさ」について考え,照明の位置を意識して机を配置したり,まぶしすぎないようにカーテンを閉めたりすることも必要ですね。

 

 

 

2021年11月02日