ほかの学校の友達と仲よくなるには?

昨年度、特別支援学級の公開授業で交流したことが縁で、鞆の浦学園の特別支援学級の友達と、常石小学校ののびっこで、お互いの学びを交流しあう取り組みを行っています。

まず始めたのは、交換ノートです。

自己紹介や、学校で学んだり,作ったりしたものを送りしました。
違う学校の友達と仲よくなれるように文章を考えて書くこと、
無理せず自分たちのペースを大事にして送りあうこと、
この二つを約束しています。

交換ノートを送った後は、「お返事が返ってくるかなぁ。」と話し、わくわくどきどきしながら待ちました。
そして、お返事が返ってきたときは、大喜びでみんなでノートを読みました。
これは、そのノートの一部です。


鞆の浦学園には、鞆の浦にある素材を使って学ぶ「鞆学」という授業があるそうです。
鞆学を通した学びの様子をたくさん教えてくれました。
例えば、海で捕まえた生き物の水槽を見せてくれたり、海のいきもの図鑑やワカメすごろくといった作成物を送ってくれたりしました。
その図鑑を読んだことをきっかけに「私たちも図鑑を作りたい!」と盛り上がり、常石小学校でも、魚図鑑やゆうれい図鑑など個性豊かな図鑑を作りました。
お互いの学びがとても良い刺激になっているなと思います。
常石小から送った図鑑は、鞆の浦学園を訪れた人が見えるように飾ってくださっているそうです。

 

1学期の最後には、Google Meetでお互いの教室をつなぎ、学びの交流をしました。
1年生は、警察犬に会いに行ったことを話して伝えました。
2年生は、今漢字を特に頑張っていて、たくさんミニテストで100点を取ったことを誇らしそうに伝えました。
3年生は、クロームブックのスライド機能を使ってプレゼンの資料を作り、画面共有機能でみんなに紹介しました。

 

 

一方、鞆の浦学園の友達は、「学校自慢をしたい!」ということで、学校のなかでお気に入りの場所である図書室を教えてくれました。
「鞆の浦学園は新しい学校なの?」「教室にはどんなものがある?」と、たくさん質問していました。
また、琴を習っている子がいて、リモートで1曲演奏してくれました。

子どもたちの言葉で印象的だったのが、
「ノートでもう相手のことを知っているし、去年秋の催しに来てくれた子がいるから、もうみんな友達だよね。」と言っていたことです。
さまざまなつながり方ができて、素直に友達だと言えるなんて、子どもたちって素敵だなと感じました。

交換ノートだけでなく、オンラインでもしっかりつながることができ、今後も交流を続けていこうねと話し、2学期にまたリモートで会うことを約束しました。


2021年08月24日