常石テレビプロジェクト(教科の学びとのつながり)

 高学年のワールドオリエンテーションでは、「常石テレビプロジェクト」が進んできています。小学生目線から常石をとらえる、伝えることを目指して、テレビ番組を制作中です。

 【常石の人・常石小学校・交通・常石パーク・環境】のテーマを設定し,5つのグループに分かれて,「どんな映像だと観る人にとっても面白いのか。」と考え,みんなでどんどんアイディアを出していきました。考えを共有し合う中で番組の流れも考え,台本の作成に取りかかりました。

 

 

 

 

 準備が整ったり,取材したい企業や人などにアポが取れたり,台本が完成したりすると早速取材スタート!

 

 

 どの角度から撮影すればよいか,マイクの位置はどうすればよいかなど,実際に取材してみると考えなければならないことがたくさんありました。取材をしていく中で,「答えてもらうだけの質問ならシールを貼ってもらった方がたくさんのデータが集められるね。」,「逆光になったらいけないからインタビューする方に立ってもらう位置も考えた方がよいね。」などの声が聞かれました。実際にやってみて,課題を見つけてまたみんなで考え改善していく。どのグループにもそういう姿が見られました。

 また,「常石テレビプロジェクト」を進めていく中で,みんなで学びを深めたい場合には,教科の学びと関連させながら学習しています。
 1回目は,【話し合いの大切なポイントとは】というテーマでした。話し合いをして煮詰まっていくとどうしても多数決で決めてしまいたくなるもの。少数派の意見にもキラリと光るものはたくさんあります。「多様な考えを受け入れるにはどのようなことが大切なのだろう。」とみんなで考えを出し合いながら深めていきました。

 

 2回目は,【インタビューをする際のポイントとは】というテーマでした。「はい」や「いいえ」で答えられるインタビュー内容であればどのように聞くのがよいか,インタビューを答えてくださったことに対してさらに深めていくための聞き方はどうすればよいか,など具体的な場面を想定しながらみんなで考えていきました。

 

 

 3回目は,【バックミュージックによって印象が変わる】という学習をしました。様々なバックミュージックを聞いてどんな印象を受けたか,それぞれ記入し,交流していきました。「さっきのバックミュージックと印象が全然違う!」と子ども達も実感していました。編集の際には,映像を観る人の受ける印象も考えながらテレビ制作をしていってほしいと思います。

 



 4回目は,【光の当て方】の学習をしました。11月19日(金)に月食が見られるということから,太陽と地球,月の関係を学んでいきました。懐中電灯の光を太陽に見立て,見る位置によって月の見え方が変わることを体験しました。「あ,満月に見える!」,「三日月になった!」などの声が聞かれました。撮影する際には,光の当たり方によって見え方が変わることを意識しながらカメラワークも考えていってほしいと思います。




これからも子ども達の学びに合わせて教科の学習内容と関連させながらともに学んでいきたいと思います。

2021年11月30日