常石探検隊

先日、低学年の先生たちで、常石小学校の周辺の探検に出かけました。
6月からの学校再開に向けて、低学年のワールドオリエンテーションでどのような活動ができるだろうかと、自分たちの目と足で情報を集めるためです。
ワールドオリエンテーションとはイエナプランの核となる学習で、教科を横断しながら協働的、総合的に学ぶ時間のことです。

まず向かったのは学校のすぐ近くの城山公園。
今年度赴任した先生の中には、子どもたちから「おばけトイレ」があるとの情報を得て、
「そんなトイレあるの?」半信半疑で向かった先生もいました。

城山公園のはらっぱには、バッタやテントウムシなどたくさんの虫がいました。
オオバコなどの草花もたくさん生えているので、ここで生き物を捕まえる活動ができたら、とても楽しそうです。


ふと茂みの奥を見ると、石垣があるのを見つけました。
「石垣の上に、なにかあるのではないか。」
わくわくしてきた先生たちは、坂の上まで探検してみることに。
坂の上には、常石に城があったことを示す「石碑」とお堂のような建物を発見しました。
本当にこの場所に常石城はあったのでしょうか。

 

高学年が開墾している畑の付近を探検していると、いつもお世話になっている地域の方とお話ができました。
お会いしたとき不思議な木箱のメンテナンスをされているところでした。
「なんの整備をしているのですか?」
「ミツバチを育てているんだよ。見ていくかい?」
「えっ!いいんですか!」
案内していただいた畑の奥にたくさんのハチの巣箱が!

 

 

ミツバチが、せっせと蜜を作っているのを初めて見た先生たちは、とても感動しました。
こんな小さいハチたちが何万匹も集まって、ハチミツを作っているのですね。
快く見せてくださった地域の方、どうもありがとうございました。

常石小学校のまわりには、子どもたちの学びのヒントになる宝物がたくさん隠れています。
どうすれば学びにつなげていけるだろうかと、日々模索しています。
子どもたちの笑顔と生き生きと探求する姿が目に浮かんで、先生たちはとてもわくわくしています。

2020年05月29日