みそづくり体験

低学年のクラスでみそ作りを体験しました。
3年生は国語科で『すがたをかえる大豆』、そして低学年全体では、ワールドオリエンテーションで豆について探究をしていました。
子どもたちから「みそを作ってみたい!」という声が上がり、食に関わる活動をされている保護者の方と、JAの方のご協力で、大豆からみそを仕込む工程を教えていただきました。

材料は、大豆、麹、塩です。
まず最初に、ゆでた大豆を手でつぶします。
ここで丁寧に大豆をつぶさないと、おいしいみそになりません。
「やわらかい!」「おもしろいよ!」と、子どもたちは大喜びです。
大豆のやわらかい感触を楽しんでいるようでした。


 

 

次に麹と塩を混ぜます。
この工程では、においの変化に気がついた子がいました。
「麹と塩をまぜると、しょうゆのにおいがするよ!」

 

 



 


最後に空気が入らないように気をつけながら、容器に移し替える作業を行いました。

 

 

 

今回仕込んだみそが食べごろになるのは、約1年後だそうです。

JAの方が1年前に仕込んだみそを持ってきてくださいました。
今日のみそよりも色が濃く、上の方には少し水分が出ているようでした。

 

 

振り返りでは、大豆の感触やにおい、そして、昔から日本で伝統的に作られてきたことについて思いを持った子どもたちが多かったです。

3年生「ぼくは、みそを触ったことがなかったので、はじめて触りました。みそってこんなにやわらかいんだと思いました。」
「みそは作ったらすぐに食べられると思っていました。こんなに時間がかかることに、おどろきました。」
2年生「いつもみそを家で使っていますが、気にしたことがありませんでした。みそについてきょうみを持ちました。みそがお店にあったら、見てみようと思います。」
1年生「だいずをつぶすのが、たいへんでした。だいずとこうじとしおで、みそができるなんてはじめてしりました。」
「むかしからみそがたべられています。でもこんなに作るのがたいへんでした。むかしの人はすごいです。」

 

来年の今ごろ、お味噌汁にして食べたいねと話し、子どもたちみんなで、大豆からみそへ変化していく様子を楽しみにしています。

2021年12月03日