学力補充日の様子
本日は臨時休業が延長になって初めての学力補充日でした。
学力補充日とは,自由登校日とはちがい,主に家で学習していてむずかしかった問題や
内容について,先生に相談したり,教えてもらったりする日です。
高学年の教室では、家庭学習で分からなかったところを先生に質問しています。
小数のかけ算の問題をノートに書いて練習しました。
一方、低学年の教室では「すうじさがしプリント」に一生けんめい取り組む姿がありました。
たくさん数字を見つけてうれしそうです。
すると、ある教室から「う~ん、う~~ん…」という、うなり声が聞こえてきました。
教室をのぞいてみると、4年生の算数の家庭学習「道をつくる」パズルに
挑戦しているようです。
スタートからゴールまで、犬を避けながらすべてのマスを必ず1回通ってつなぐパズルです。
計算を使わず、数字も一切出てこないこのパズル、
学年や算数の得意不得意に関わりなく取り組むことができます。
「途中まではできたけど、ゴールに近づくと、もう進める道が残っていないよ。」
「ゴールできたと思ったら通っていないマスがあった!」
「先生、難しすぎるよ!」
書いては消し、指でなぞっては「ちがった!」と、試行錯誤が続きます。
いつのまにかプリントは鉛筆で真っ黒、机の上は消しゴムのカスだらけです。
「あ!途中で道に迷ったら、ゴールの方から道をつないでいってもいいのかな。」
いいことに気がついたようです。
このパズルで鍛えられるのは、問題解決のための着眼力。
算数はどこから問題を解き始めるかで、問題の難易度が大きく変わってきます。
このパズルが好きになれば、
問題をどこから解き始めればいいかを見抜く力が鍛えられそうです。
ほかにも,たくさんパズルを解くことができました。
「きょうは頭がすごい疲れたよ!」と言いながら帰っていきました。
今日は集中して考えたから,脳みそにたくさんしわができて考える力がぐ~んと伸びたのではないでしょうか。
保護者の皆様へ
登校する児童は、マスクの着用および健康観察カードの提出をお願いします。
学校でも可能な限り感染予防の対策を取りながら、学力補充を行ってまいります。