学校長よりPrincipal
学校長挨拶
本年度、一八二名の新入生を迎え、全校生徒数六一一名でスタートしました。
本校では、学校教育目標を、「よりよく生きる力の育成 ~主体・自律・奉仕・信頼~」としています。昨年度の学校教育目標に「信頼」という言葉を加えました。そこには、「生徒に寄り添い、一人一人を大切にする」ことや「学校のことを保護者や地域の人に知ってもらう取組を進める」ことで、生徒・保護者・地域から学校教育に対する満足度を高めてもらいたいという思いが込められています。
神辺中学校で大切にしていることがあります。それは、「時を守り 場を清め 礼を尽くす」ことです。「時を守り」とは、言葉通り、時間を守る、という意味もありますが、それだけでなく、今はどういうときなのか、何をすべき時なのか、ということを考えて、行動できるようになってほしいということです。 「場を清め」とは、掃除をしてきれいな環境を作るという意味ももちろんありますが、その意味を広くとらえます。学校は我が家ではなく、公共の場です。今いる場所がどうすれば自分や周りの仲間にとって、よりよい環境、雰囲気になるのか、安心して過ごせる場になるのかということを考え、行動できるようになってほしいという意味を含んでいます。 「礼を尽くす」とは、思いやりをもち、助け合える生徒になってほしいということです。一人の友達のことをみんなが大切に思い、相手の気持ちになって、優しい心遣いをすることが、居心地のよい学級や学年を創ります。思いは見えなくても思いやりは見えます。相手を尊重する言葉、行動が、ひいては、自分が大切にされる、ということにもなります。 神辺中学校を皆の力で、地域に誇れる素敵な学校にしていきたいと思います。
今後ともご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
2025年(令和7年) 4月
福山市立神辺中学校長 谷本昌宏