授業システム
1 授業の流れ
(1)生徒は,チャイムが鳴り始めるまでに席に着き,授業の準備をしています。
先生は,チャイムが鳴り始めるまでに教室に行きます。


(2)授業始めは,先生も生徒も互いに大きな声であいさつをします。
先生は,生徒の忘れ物の点検をしています。


(3)生徒(教科係)が,本時の学習内容を発表しています。
先生は,本時の学習のねらいを生徒に説明します。生徒は本時のねらいを確認します。


(4)「前時の復習」をします。宿題があった場合には,その点検をします。


(5)先生は,指導内容が「わかったか,覚えたか」を班ごとに確認させます。
生徒は,全員がわかるように班内で教え合いをします。


(6)生徒は,発表する時,班全員で挙手します。全員が,発表する人を注目します。


(7)生徒は,板書をノートに写します。
先生は,全生徒がノートに書いているかを確認します。


(8)生徒は,本時の学習でわかったこと,発見したことを学習の振り返りとしてノートにまとめています。
先生は,全員がノートにまとめを書いているかを確認します。


(9)授業の終わりも,先生と生徒が互いに大きな声であいさつをします。

2 学習形態について
班の形を基本とするが,学力の向上や様々な学習の仕方の指導を考慮し,より効果的な学習隊形を工夫し取り入れる。
3 発表について
【班発表】
- ・班全員で確認する。
- ・全員で大きな声で「○班」とコールして,全員で挙手をする。
- ・班内で発表順を必ず決めておく。全員が発表できるように。
- ・発表回数を「正」の字で各自記録をしておく。
- ・一時間が終わったら,振り返りなどに発表回数を記録しておく。
(教師は生徒が発表したら,黒板の班のカードに「正」の字を書いて,ポイントを記録し,評価に入れる。)
【個人発表】
- ・単発で終わらせない。
- ・つなぎカードを効果的に使って意見をつなげ,思考の広がりをつくる。
【発表の仕方】
(1)返事と主語をはっきりと言う。
指名を受けたら「はい,私は,」「はい,僕は,」「はい,私の意見は,」
(2)結論先行 根拠後付けで述べる。
- ・「私たちの班では,~について次のような意見が出ました。それは,~です。」
- ・「私は,~だと思います。」「私の意見は,~です。」
- ・「私の考えは,~です。その理由は,2つあります。まず1つ目は,~だからです。2つ目は,~だからです。」
(3)ナンバリングを使う。
- ・「私の意見は,3つあります。1つ目は,( まず )~,2つ目は( 次に )~ 3つ目は,( 最後に )~
(4)つなぎ言葉を使う。
- ・私は,○○さんの意見と同様に,~だと思います。
例をあげると~ 詳しく言うと~ 〈つなぎカード〉を活用
4 言語活動について
○図・資料の分析をして説明させる。(それらに対し意見を言う,評価させる)鑑賞文を書かせる。レポートにまとめさせる。要約させる。討論させる。発表会を開く。手紙を書く。作詞 物語作り等取り入れる。
○単元のねらいを明確にし,ねらいを達成するために必然性のある言語活動を創造し取り入れる。
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