学校紹介Guide

加茂小学校 校区紹介

 福山市立加茂小学校は,福山市の中心部から北へ約11kmに位置する。ここ加茂の地は,京都・賀茂神社の由緒によるもので鎮座の山を加茂山,前面の清流を加茂川と名づけて,その流域には北山・上加茂・下加茂など,京都に縁のある地名がたくさんある。山間の裾野に広がる加茂台地は古くから古墳文化が栄えていた。校区や周辺には石鎚山古墳や猪の子古墳など竪穴式や横穴式の古墳が数多く存在し,金環や勾玉などの出土品もたくさん発見されている。また,日本で最初に啓蒙所を設置した窪田次郎や文学者の井伏鱒二,地域の開発に尽力した松井茂一などの先人を輩出した地域でもある。

 本校は,1962(昭和37)年,加茂・百谷・自彊・上野の各小学校が統廃合し,新設・福山市立加茂小学校として誕生した。通学区域は住宅街や田園地帯,山岳地帯と変化に富んでおり,範囲は広大である。1964年に校章が制定された。校章の外郭は松によって囲み,広瀬川と加茂川を中外郭とし,中心に伝統的小学校の精神を表現している。

 児童数は,ピーク時に比べると減少はしているが,近年,道路が整備され,大規模な団地ができ,700人前後の状況が続いている。 2020年度(令和2年度)末の児童数は,645名。第74回卒業証書授与式では,110名の6年生が巣立っていった。

 学校教育目標「豊かな心を持ち,自ら学び,実践する子ども」の達成を目指し,令和元年度から,「遊びは学び 学びは遊び」をキーワードに,「前のめり 笑顔 夢中~子どもも,先生も~」になる「子ども主体の学び」全教室展開に取り組んできた。 また,「学びが面白い授業」を展開するために,遊び文化の構築として,児童会を中心としたトランポリンなど遊具などを使った「遊びの場」の設定,ロング昼休憩による遊び時間の充実を図る。更に,各学年,単元の見直しを図り,教科横断的に「学びが面白い」大単元を設定し,地域・保護者と交流するなど,児童主体の学習を展開していく。

 また,先人の生き方にふれる学習として「井伏鱒二を書く」と題して全校で書写に取り組むなど「加茂小学校を誇りに思える児童」の育成と,経済産業省資源エネルギー庁の指定を受け「エネルギー教育実践校」として教育研究に取り組んできた。


異学年交流による 協働的な学びへ


5年生大単元:エコ活動「フードドライブ」
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