ごあいさつ
加茂小学校周辺の桜が子どもたちの新年度スタートを喜んでいるかのように咲き誇っています。78名の新入生を迎え、児童数599名、教職員69名で、2025年度(令和7年度)が始まりました。
新しい出会いに児童も教職員も心躍らせ、新たな目標に向かってスタートを切りました.
将来の予測が困難で問題が複雑化・多様化した社会を生きていく子どもたちには、あきらめない心、やりぬく力、多様な他者と協働的に働く力、自分の考えを伝える力、そして何より、学び続ける力が必要です。
また、複数の課題を同時に解決していき、新たな価値を生み出す発想力と行動力も求められます。
本校の学校教育目標は「ともに学び合い、高め合う」です。この目標には、子どもたちだけでなく、学校と地域、家庭もともに成長していくという思いが込められています。
〇めざす子ども像
●学びを楽しむ・学びを生かす子ども
知的好奇心を発揮して学習に取り組み、学びを楽しむ。
●夢を語れる・自分のことを語れる子ども
自分の好きなこと・やりたいことを見つけて、夢を持つ。
〇育成する資質・能力
●課題発見・解決力:課題をとらえ、試行錯誤しながら解決策を見つける力。
●コミュニケーション力:多様性を尊重し、互いが高め合う関係を築く力。
●あきらめない心:根気強さだけでなく、他の方法を探したり、人の力を借りた
りして、なんとかやろうとする力。
本校では、このような力を育むために、子どもたち同士が考えを出し合い、学び合う授業を目指しています。目に見える形の学力だけでなく、大きな幹を支える根っこのような確かな学力を育む教育活動を進めていきたいと思っています。
本校では、加茂中学校区が9年間で目指す子ども像を踏まえ、学校教育目標を「ともに学び合い高め合う」としています。授業や日々の活動の中でも、学校教育目標とともに「自分が成長するために」「人の役に立つために」児童自ら考え、判断し、行動する場面を多く設けていきます。
一人一人の成長、伸びる速さは違います。しかし、「伸びたい。分かりたい」と思う気持ちは同じです。その気持ちを大切にしながら、一人一人が自分らしく、生き生きと学ぶことができる教育環境をつくっていきたいと思います。
そして、学校と家庭が連携し、連携しながら子どもたちに関わり、子どもたちの生きる力を育んでいきたいと思っています。教職員一同、自分の役割を自覚し、元気に笑顔で自己研鑽しながら、全力で取り組んでまいります。
引き続き、保護者の皆様、地域の皆様のご理解、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2025年(令和7年)4月9日
福山市立加茂小学校 校長 花田 修