学校紹介Introduction

学校長挨拶


合言葉は二つの「そうぞう」


コロナ禍が終わる兆しを見せ、学校生活にも変化が出てきました。
卒業式、入学式では、来賓の方をお呼びして式をすることができました。
卒業式では、卒業生の立派な旅立ちの姿と在校生・卒業生の一生懸命な歌声に感動して胸がいっぱいになったと来賓の方が話されていました。
また、入学式では、こちらが「入学おめでとう」という度に「有難うございます」と答える子ども達の姿に心が温かくなるものを感じました。
5月にある遠足は1年生を迎える会を兼ねて全学年で行ってきます。
運動会も4年ぶりに保護者テントを立て、全学年の競技を見て頂けるようになりました。

コロナ禍の中で得た力、限られた条件の中でみんなでアイデアを出し合って進んでいく力や臨機応変に対応し、ピンチをチャンスに変えていく力などは、これからも活かしながら、でも、全てがコロナ禍前に戻るのではなく、吟味しながら、目の前の子ども達を見つめながら必要な取組に力を注いでいきたいと思います。
一方で長いコロナ禍の中で失いそうになっている力もあります。
声をしっかり出して挨拶することや自分の思いを伝えること、また、マスクが外しにくくなり、暑い中で熱中症の心配がある時でもマスクを外せなかったり、感情を出しにくく、また反対に相手の感情を読み取れず、相手意識が弱くなっていたりすることもあります。

そこで、今年度も二つの「そうぞう」をキーワードに、しっかりと子ども達の成長を促せるよう支えていきたいと思います。

子ども達には、
一つ目の「そうぞう」
「これをがんばったらなりたい自分になれるかな」とか「あれをするとみんなの絆が深まるかな」とか、反対に「これをするとみんなが悲しくなるかなぁ。」とか、しっかり想像を働かせてほしいと思います。
自分の事、友達の事、勉強の事、遊びの事、何に対してもあれこれと考えを巡らせて、なりたい自分に近づけるように、楽しいことが増えるようにたくさん想像して、想像して考えたことは行動にうつそう、アクションを起こそうと話しました。
二つ目の「そうぞう」については、
今までやったことがないことも新しくアイデアを出して挑戦してみる、自分たちのできることを自分たちの力で創造していく、そしてよりよい学校生活をみんなで創っていく、失敗を恐れずに「創造」することに挑戦してほしいと話しています。

子ども達に必要な力は何か、どんな力があれば将来幸せな人生が送れるのか、その力を付けるためには、「どこをチェンジ」し、「何にチャレンジ」すればよいのかなど、「教育の本質」について考え続け、見つめ直していきます。子ども達の笑顔を励みに頑張っていこうと思います。「チーム東」として,子ども達と保護者,教職員で知恵を出し合い,支え合い,助け合って,いろんなことにチャレンジしていけるよう,どうぞ,本校教育活動にご理解とご協力をよろしくお願い致します。


2023年(令和5年)4月


福山市立 東小学校
校長 村上 里美

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