学校長挨拶
本校の学校教育目標は「夢を志にチャレンジ」です。誰もが夢や志をもち，それに向かって挑戦することを目標にしています。
本校では，これまでの教育活動を通して，自律的に行動する力が少しずつではありますが，育ってきているように感じます。今後さらに生徒のみなさんが成長するためには，主体的に学習に取り組むなど，学びに向かう力，自己の感情や行動をコントロールする力，よりよい生活や人間関係を自主的に形成する態度等が必要となります。
そこで，本校では学校教育目標を達成するために，本年度の重点目標を「生徒が創る学び」の実現とし，Well-beingの実現をめざして取り組んでいきます。Well-beingとは，「肉体的にも，精神的にも，そして社会的にも，すべてが満たされた状態にあること」をいいます。自分にとってのWell-beingを確立し，実現できるように取り組んでいきます。
また，次の五点についても意識した取組を行っていきます。
一点目， ＳＤＧｓの実現に向けた行動です。誰一人として取り残さない社会をつくっていく一員として，学校や地域のさまざまな課題に目を向けれるようにしていきます。
二点目，自分の意見をもち，自分で決めるような行動です。誰かから与えられ，決められ続けていては，いつまでも自分の力で人生を切り拓くことはできるようにはならないからです。
三点目，地域への貢献です。本校は，生徒会執行部を中心にボランティア活動を積極的に実施しています。みなさんも一緒に取り組んではどうでしょうか。
四点目，「挨拶・時間・美化・服装・姿勢」の生活五訓を意識した行動です。学校ではたくさんの人が共に生活をしています。お互いが気持ちよく生活できるためにも，ぜひ実践してみましょう。
五点目，感謝の気持ちをもち，相手や周りの人に感謝の気持ちを伝えるような行動です。感謝の気持ちをもつことが自己肯定感のアップにもつながるからです。
本年度，福山市教育委員会は，福山１００ＮＥＮ教育９年目のスタートに「記号接地」というテーマを掲げています。本校でも，生徒たちが，知っていることを使って考えると，わかることがたくさんあるという感覚を，授業の中で積み重ねていけるよう，「記号接地」をテーマに，学びを中心に据えた取組も着実に進めてまいります。
加えて，これからも，小中一貫教育を推進するとともに，保護者の皆様，地域の皆様と連携をさせていただき，生徒たちを育てていきたいと考えております。また，「培遠中に来てよかった」「培遠中で学んでよかった」「培遠中に通わせてよかった」そう思える，思われる，感動的で思い出の多い，中学校生活にしたいとも願っております。皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
2024年（令和6年）４月
福山市立培遠中学校
校長 三宅 幸二
