税金って必要?

10月下旬に行われる修学旅行を楽しみにしている6年生。
先日,修学旅行のおこづかいの話をしていた時に,「前に6年生が行った時より消費税が2%上がっているんだから,おこづかいをその分多くしてほしい!」と言っていました。
「なんで消費税がかかるんよ…。」
「いいじゃん,税金なしのそのままの額で。」
と消費税があると限られた額での買い物をする場合は買えないものが出てくるため,消費税についてあまりいい印象を持っていない様子でした。

                      

 そんな中,9月28日に租税教室が行われました。
福山法人会の方に来ていただき,税金の仕組みや種類などを教えていただきました。
まず,税金は約50種類あることや,私たちが買い物をして払った消費税は,お店から税務署,日本銀行へ行き,国会で使い道を決めて国民の生活のために使われることが分かりました。
そして,DVDで税金がないとどうなるのかというアニメも観ました。

税金がないと,公共事業は有料,公共の業務を行う会社が倒産するとサービスは受けられなくなるし,道路は通行料を取られ,信号機はないので事故が多くなってしまって…という世界になることが分かりました。
また,話を聞く中で自分たちが小学校に通うために,1人年間88万円,6年間小学校に通うと528万円の税金がかかっているということも分かりました。
 租税教室後の感想では,
「税金なんていらないと思っていたけど,税金がないと大変なことになるし,税金って必要なんだなと思いました。」
「税金が使われている学校のものや教科書などを大切に使いたいと思いました。」などと書いている児童がたくさんいました。
やはり税金って必要なんですね。


 さて,消費税増税に伴うおこづかいの増額を求めていた修学旅行ですが,
今回「GO TO トラベル」の対象になり,旅行費用の割引や地域共通クーポンの配付が受けられることになりました。
これも税金があるからですね。
「税金なんて…」と言っていた6年生ですが,さっそく税金の恩恵を受けることになりそうです。

2020年09月30日