私たち日本人にとって,古くから親しまれている梅。
梅雨時期に入り,地域の梅の木にたくさんの実がなったと教えていただき,
子どもたちと収穫に出かけました。
初めて梅の木に実がなっているのを見たという子もいました。
「赤い実じゃないんだね」
「実を取る時にポロっと取れて面白かった」
「太陽がよく当たるところの実は黄色い,葉っぱの陰になっているところの実は青い」
「モモのような甘い香りがする」など
梅が木に実っている様子を五感で感じ取っていました。
学校に戻ってすぐに丁寧に洗い,ヘタを取って,水分をしっかり取り除きました。
農家の方に教えていただいた方法で,甘露煮を作りました。
炊飯器の保温機能を使うやり方で,約半日で甘露煮ができます。
また,黄色くなるまで熟した成熟梅を塩で漬け,重しをのせて梅干しを仕込みました。
梅1㎏を測ること,塩を18%使うことなど,算数の学習ともつながっています。
梅干しをつけて5日ほど経つと,梅酢が上がってきました。
昔はこれを飲んで夏バテ対策をしていたと言われています。
梅干しは,赤シソに漬けて赤く着色したあと,梅雨明が開けるのを待ってから
天日干しにする予定です。
梅仕事をしながら,季節や風習,天気について考えています。