食協の出前授業~米の食べ比べ・もみすり体験~

低学年はワールドオリエンテーションで,お米の探究をしています。
4つのグループに分かれて,お米について詳しい人に話を聞いたり校外に出て見学をしたりしています。
今回は,食協の方が来られて,お米についてのお話を聞いたり体験をしたりすることができました。

 

まず初めは,「美味しいご飯の炊き方」について。
美味しいご飯が炊ける方法の動画を見ながら,実際に実演していただきました。
子どもたちはとても興味津々。前のめりになって聞いていました。

 

 

 

お米のはかり方からとぎ方までの話を聞いて,たくさんメモを書いている姿が見られました。
「米の種類」グループは,お米の品種について話を聞くことができました。
全国のお米の品種がどれぐらいあるのかや,品種の名前の由来を聞くことができました。
「米の育ち方」グループは,苗から収穫されるまでの米の様子について写真を見ながら知ることができたようでした。

次は,もみすり体験。
すりばちに入ったもみをつけたお米をソフトボールですって,もみがらをとるというもの。
中々普段見ることができないもみをつけたお米を見て,子どもたちからも「早くやってみたい。」との声が。





グループの中で,きっちり一人10秒ずつ数えてもみすりをしました。
簡単にできるようで難しく,中々もみがとれませんでした。
グループの全員がやり終えても,もみがとれたお米はほんのわずかでした。
食協の方から,昔は手作業でもみすりをしていたということを教えてもらいました。
お米ができてもそこから食べられるお米にするには大変だということを実感できたのではないかと思います。
体験が終わった後も,手で一粒一粒むいている子もいました。「一つずつむいたら,これぐらいとれたよ。」

 

 

その後は,もみがとれたお米を小型精米機で精米するところを見ることができました。
精米した米ともみがついた米を比べてみると,色が違うことに気付きました。



最後に,炊飯器を使って各教室で炊いたお米の食べ比べをしました。
一つは,「恋の予感」。
もう一つは,「コシヒカリ」です。
炊き立てのお米をほおばった子どもたち。
思わず「美味しい」という声が上がりました。
「どっちが美味しかった?」と聞いてみると,「恋の予感」の方が美味しいという子もいれば,「コシヒカリ」の方が甘いといった子もいて,さまざまです。
「給食の米と違う」ということに気付いた子もいました。




食協のみなさん,貴重な体験やお話をしていただきありがとうございました!



2022年10月12日