はじめまして,1年生

第1回 常石ともに学園の入学式が行われました。
大きなランドセルを背負った1年生27人が,元気に登校しました。
教室と同じベンチに座って,入学式に臨みました。


校長先生の話の中で,グループリーダーの発表がありました。
この日のために,グループリーダーみんなで準備した歌をギターの弾き語りで披露しました。会場が明るくなごみました。

児童代表があいさつの中で,常石ともに学園の学びの特色を紹介しました。
教室のなかに,学年を超えた学びがいつもあること。
年齢の違う友達と一緒に過ごせること。
自分のやりたいことや学びたいことを1年間とことん学べる時間があることが,ともに学園の好きなところだと1年生に話していました。

入学式のあと,1年間一緒の教室で過ごす2,3年生が,1年生を迎えに来ました。
1年生の保護者への説明があるため,その間2・3年生が1年生を教室に案内し一緒に過ごすことになっていました。

あるクラスでは,宝さがしゲームをしました。
隣のクラスでは,かるた大会が開催されていました。
ことわざ,どうぶつ,むかしばなしなど,教室のなかでいくつかのかるたの輪ができていました。
一人でいた1年生に「こっちにおいで」と,優しく誘っている2年生の姿がありました。

また別のクラスでは,1年生と何をして一緒に遊ぶかを子どもたちだけで考えていました。
先生がいなくても,あちらこちらで考えている2,3年生の姿がありました。
その様子をのぞいてみると,
部屋で遊ぶなら,カプラ,いすとりゲーム,フルーツバスケット
運動場で遊ぶなら,おにごっこ,ドッチボール,ケイドロ・・・とホワイトボードに書いてあります。
「でも,運動場は保護者の車がたくさん来るよ」
「教室のほうがいいね」
「部屋を知ってもらいたいね」
ということで,カプラで遊ぶことになりました。
1年生も自然と,みんなの輪の中に入ってカプラに夢中でした。

1年生がたくさんカプラのピースを持って行ってしまっても,「ぼくはお兄さんだから」と怒らず譲っている姿を見て,成長を感じました。
去年までは,譲り合えずけんかをすることもあった子が,同じ教室に下の学年の子が増えることで,自然と年長者としてのふるまいが身についていくのだなと感じた場面でした。

他にも,ウェルカムボードを書いたり,輪飾りやペーパーフラワーを貼ったりなど
低学年の教室を,思い思いに飾り付けている姿もありました。

2年の移行期間を経て感じる,一人一人ちがう異年齢学級ならではの学びの姿。
今年も,誰もが成長できる自分たちの学びの場づくりに,子どもも大人もともに挑戦していきます。

2022年04月12日