今年から「じょいふるデー」がはじまり,全学年でフェリーに乗り百島へ行きました。
1年生にとっては初めての校外学習。
たてわり班の高学年の子ども達と一緒に手をつなぎ,
歩いてフェリー乗り場まで行きました。
フェリーに乗り込むと,船の構造や近くの島,フェリーから見える海の生き物に興味津々。
「初めて船に乗る」
「この船何人ぐらい乗れるんかな」
「どれくらいで百島につくんかな」
「めっちゃ速い!」
など,出発するとともに子ども達のワクワク感はふくらみます。
百島の港「福田港」に着くと,高学年の希望者は水産技術研究所へ。
その他の子ども達は長浜へ向かって出発しました。
百島の水産技術研究所では,甲殻類や貝類の養殖業の振興のため,エビやカニ,タコ,二枚貝などを飼育していることを知りました。
飼育の様子やプランクトンの培養などを実際に見学したり,生き物を触ったりすることで海の生き物についてもっと知りたいという声がでてきました。
さらに,私たちがよく知っているエビの色とは違う,白ピンクの色をしたエビやカニ,世界でここでしか見ることができない生き物を目にして,
「学校に帰ってからも調べてみたい」
「ここで働きたい」
などの声も聞かれました。
浜コースは,港から20分の長浜をめざして歩きました。
ぽかぽかした気持ちのいい天気の中,緑生い茂る道を歩きながら
「疲れたな,海はまだ見えんね」
「まだかな,まだかな」
「何して遊ぼう?」
と子ども達は期待を膨らませていました。
浜に着くと白い砂浜と海の水,潮の風がとても気持ちよく,長い距離を歩いてきたことを忘れ,子ども達はそれぞれ遊び始めました。
浜に落ちている貝殻を拾い集める子や流木を使って創作する子,海につかる子や,水切りをする子など様々な遊びをしています。
形や色の違う貝殻や,形は同じなのに穴が開いている貝殻,この貝殻の中にはアサリやヤドカリがいたなど様々な想像をしていました。
海に足をつけた子どもたち。
「冷たい!」
と言っていましたが,しばらく入っていると
「水がぬるく感じる」
「深くなると冷たくなる気がする」
「水の温度がちょうど気持ちいい」
など感じたことを口にしながら楽しむ様子も見られました。
お弁当も浜で縦割り班ごとに分かれて食べました。
たくさん歩き,遊んだ後に浜の潮風に吹かれながら食べるお弁当は,一段とおいしく感じました。
お弁当を食べ終わると,フェリーに乗って学校に帰ってきました。
楽しい時間はあっという間だったねと子ども達。
百島の町をたくさん歩いて,研究所や浜,海でたくさん遊び,発見をした今回のじょいふるデーは今後の子ども達の新たな学びにつながる一日になったのではないかと思います。