全校ミーティング「タブレットの使い方」

常石ともに学園では,昨年度から学期に何回か,朝の時間に全校ミーティングを行っています。

 

全校ミーティングは,全校児童で話し合いたいことを児童会の代表を中心に話し合ったり,全校児童から募集したりして,議題を決めます。そして,児童会の代表が司会をし,縦割り班ごとに話し合い,共有します。

 

10月に,図書室の使い方とトイレのスリッパ,タブレットの使い方について議題が上がりました。
図書室を走っている人がいたり,ぬいぐるみが床に転がったりしていることについてどう思うか,また,トイレのスリッパがぐしゃぐしゃなことが多いことについて話し合いました。
「図書室のぬいぐるみをなくせばいい。」という意見も出ましたが,「なくすのは簡単だけれど,問題が起きる度になくしていくのは解決法としてどうなんだろう?」という考えも出てきて,なくすのではない解決策を出し合いました。
話し合いの後,みんなが意識しするようになり,図書室もトイレのスリッパも見違えるようになりました。

 

12月には,タブレットの使い方について話し合いました。
学習用に借りているタブレットでゲームをしている人がいることが話題の中心でした。「ゲームをしたらデータを消せばいい。」
「ゲームをしたら,先生に没収してもらう。」
「全校で使い方のルールを決める。」
「自分で考えて行動する。」などたくさんの意見が出ました。
児童会の代表が「しばらく様子を見ます。よくならなかったらルールを決める,でいいですか?」とまとめてくれました。
常石ともに学園には「みんなが安心して過ごせる学校にするために,みんなが成長できる学校にするために,自分と相手を大切にした行動をしよう。」というたった一つの約束しかありません。子どもも,大人も,ルールがあるから守るのではなく,自分で考えて行動することを目指します。時間はかかりますが,一つ一つ,よく考えて,話し合って,これからも最適解を探していきます。

 


2023年12月20日