2・3年生プレゼンツ!「ようこそ1年生」

入学式が終わって1年生の家の方が「2・3年生って,先生がいなくても自分たちで動けるんですね。」と言ってくださいました。
入学式の後,1年生の家の方への説明があるため,その間2・3年生が1年生を教室に案内し一緒に過ごすことになっていました。
その様子を見て,言ってくださった言葉です。
教室にもどって,そのことを2・3年生に伝えました。

11名の1年生を迎えた低学年1組。
あちらこちらで2・3年生の考えている姿があります。
例えば,事前に2・3年生で1年生お迎えの遊びを考えて決めていたのに,直前になって1年生に意見を聞いて遊びを決め直していたことです。
きっとすぐに遊びに行きたかったはずなのに,15分ぐらい教室で話し合いをしました。
ドッジボールに決まりかけた時,「1年生にめがねをかけている人がいるよ。」と気付いた3年生。
「めがねをかけている人には,ボールを転がそう。」とルールを工夫しました。
外で遊んでいると,高学年の体育が始まることに気付いた2年生は「みんな集まって!体育館に移動した方がいいよ!」と提案しました。

 


あれ,こんなに臨機応変に対応できるんだ。と,私も2・3年生の力に驚かされました。
1年生の存在と「自分だけでなく相手(1年生)も大切にしたい」という2・3年生の中にある願いが,そんな力を引き出してくれたのかなとも思います。

学校探検も「1年生が大事な場所(保健室や非常階段など)を知っておいた方がいい。」と,2・3年生が企画・準備を行いました。
看板の準備が間に合わず,「準備も楽しいよ!」と上手にお願いして1年生に手伝ってもらっている様子には思わず笑ってしまいました。

 

 

2年目を迎えて改めて感じる異年齢学級ならではの学びの姿。一人一人ちがうけれど,誰もが成長できる自分たちの学びの場づくりに,今年も子どもたちと大人たちと挑戦していきたいです。


 


2021年04月13日