ようこそ一年生

常石ともに学園に,新一年生が入学してきました。
入学式の日それぞれのクラスで三年生が考えた遊びを行いました。
あるクラスでは,最初は,読み聞かせ。
一年生は二・三年生の方を向いて集中して聞いていました。
読み聞かせが終わった後は,みんなでじゃんけん大会をしました。
これで三年生が考えた遊びはすべて終わってしまい,時間が余ってしまいました。

どうするのかなと見ていると,また読み聞かせが始まりました。
担任が「読み聞かせばかりでなく,みんなと遊ぶこともやってみたら?」と三年生に声をかけると,残った時間でできる遊びを自分たちで考え,おもちゃを持ってきたり,白紙を持ってきて「お絵描きする一年生はこっちに集まってー。」と声をかけたりするなど機転をきかせて動く姿がありました。

昨年度とは違った上級生の姿を見ることができ,成長に驚きました


 

 

また,次の週の月曜日から,一年生が初めて登校してきました。
その日は,どのクラスもまた三年生が考えた遊びを一緒にしました。
事前に考える段階で,遊びに使うものが上手く動かないということに気付きました。
みんなでアイデアを出し合い,どうしたらいいか話し合いました。
話し合いの後は,実際のものを参考にして工夫しました。
試行錯誤を繰り返すことで楽しい時間をつくり上げることができました。

次の日は,学校探検をしました。
これもまた三年生が中心になって,一年生を連れて学校を案内しました。
学校案内する前にどれぐらいの時間がいるのかを問うと,子どもたちからは1時間必要だという答えが返ってきました。
実際にその時間で,学校案内をしてみると,一年生が疲れたり,
学校全体を見終わってしまい,また同じところに行ったり,時間を持て余したりと
学校探検に1時間は多いということに気付きました。
その後の振り返りでは,時間は短い方がいい,案内する場所を4つ,5つに絞って案内した方がいい
ということがあがりました。

 

 

今回,一年生との遊びや学校探検で大事だとわかったことは目的。
何のためにするのか,何をしたいのか,この目的がはっきりしなかったり,よくわからないままはじまってやってみると反省だらけだったりということです。
この目的がはっきりしていることで,自分たちはどうしたらいいのかということに立ち還ることができるなと実感したようです。

これからもなぜ学ぶのか,なぜ行うのかという“目的”を大事にともに考えていきたいです。

 

 

 

2023年04月25日