およげ!こいのぼり

5月といえばこいのぼりですね。
3月まで工事の足場があり,教室から外の景色があまり見えなかったのですが,校舎の改修が終わり,青い空と海,緑の山々がよく見えるようになりました。
ここに大きなこいのぼりが泳いでいたら最高だね!と子どもたちと話しました。
さっそく,材料を学校中から集めて,こいのぼりプロジェクトがスタートしました。

まずごみ袋を4枚つなげます。「透明よりも色がついていた方がいい」と,子どもたち。
画用紙のあまりの部分で,うろこを切り出し,ボンドと養生テープで貼りました。
「ぼくボンド係やるよ。うろこを並べるのを任せるよ。」
「センスがいるよね。」
クラスでは,そんな自然なコミュニケーションが生まれていました。
色合いとバランスを考えてうろこを配置しました。
壊れたほうきの棒に,ひもでくくりつけ,完成です!


 

 運動場の子ども達の指示を受け,試しにベランダにこいのぼりを揚げることにしてみました。

 

まずベランダの体育館側に設置したところ,風が穏やかだったこともあり,うまく流れません。場所を変えて,ベランダの学級園側に設置したところ,こいのぼりはしっかりと風を受けてなびいてくれました。
風向きや強さは時間によって違いがあるのでしょうか。
こいのぼりを通して,風向きや風速に気づき始めている子がいました。
今後の様子を気をつけて観察したいと思います。

次の日,「先生。もうちょっと こいのぼりの口が開くといいんじゃないかな」と3年生から提案がありました。
その子が言うには,家のこいのぼりは,口が開いていて,そこから風が通ることで,きれいに泳いでいるように見えるそうです。
こいのぼりの口に風が入りにくいので,大きく口を開いて固定するようにした方がいいとのこと。

 

 

 

口の部分はごみ袋を折り返して,ストローを入れていましたが,しなりのある竹ひごなどで補強した方がよさそうだと考えました。
改良を加えたところ,とてもうまく風になびくようになりました。
子どもたちも,さらに満足したようです。 

 

 

 


安全のため,夜は教室に取り込んでいますが,のびっここいのぼりが常石ともに学園の空を優雅に泳いでいます。

2022年05月06日