そうだったんだ!むかしのくらし

「あ~見たことある!」
「ばあちゃんちにあったよ,それ。」
目をキラキラさせた子どもたちからたくさんの感動の声が聞こえます。

2月15日(水),三次風土記の丘の学芸員の方を招き,3年生が「昔の道具」の学習をしました。
まずは,現代の炊飯器の登場です。
「これは炊飯ジャーです。みんなのおうちにもありますね。じゃあこれは?」
つづいて,一昔前の炊飯器が登場しました。
「今の炊飯ジャーにできて,昔の炊飯器にできないことはなんだ?」
「今の炊飯器ほどおいしく炊けない!」
「電気を使う!」
「実は…今の炊飯ジャーは保温ができるんです。」
今では,当たり前の機能も昔はなかったことを知り,子どもたちはびっくり。
その後,羽釜や土鍋,土器なども見せていただき,子どもたちは興味津々でした。
アイロンも時代に合わせて進化してきたことを教えていただき,子どもたちは興奮しっぱなしでした。

最後は,「昔の道具」を触らせてもらいました。
「おもーい」
「こんなの使えないよ。」
など,昔の人の苦労に思いをはせるよい時間になりました。

 

 

3・4時間目からは,火おこし体験と炊飯体験をしました。
最初は揉みきり(回転式摩擦法)による火おこしです。
「手がいたーい!」
子どもたちは1本の木の棒に力を込めますが,なかなか火はつきません。
次は「舞きり」に挑戦です。「舞きり」はこまの回転を利用して棒を回転させる方法です。
これで火がつくはずだと意気込みますが,やはりなかなか火はつきません。

少し時間がかかりそうなので,マッチで火をつけてみることにしました。
はじめてマッチを触る子もたくさんいましたが,なんとか薪に火をつけることができ,
たくさんの歓声が上がりました。

 

 

 

火がついたら,いよいよ炊飯です。
米と水を入れた土鍋を七輪の上に置き,ごはんが炊けるのを待ちます。
炊けたごはんは,給食後においしくいただきました。
「こんなにおいしいごはん食べたことない!」
「また,土鍋で炊いたご飯食べたい!」
など,うれしい声が沢山聞けました。
とてもいい体験ができた時間でした

 


2023年03月03日