「子どもたちが,ガブトムシを見て楽しんでくれたら。」
6月25日に,地域の方が,カブトムシを学校に持ってきてくださいました。
そして,そのカブトムシのための,通常の昆虫を飼うためのカゴなどより何倍も大きい”小屋”も作って来てくださいました。
早速,職員室前の廊下に置きました。
すると,休憩時間になった時,一人の男の子が職員室前を通りかかりました。
「この中にカブトムシがいるんよ。」と言うと,
その子は,落ち着いた感じで,
「カブトムシは,高すぎる気温には弱いので,風が通るようにするといいんです。」
「そうなんだ。」
そして,
「このカゴは大きいからいいです。」
「小さかったら,けんかをしてしまうんです。」
「くわしいね。」
「ぼくは,昆虫が好きで,いろいろと自分で調べたり,実際にカブトムシやクワガタムシを飼っていたんです。2年くらい生きていたクワガタムシもいました。」
「2年! すごい!」
霧吹きで,土などを湿らせてやることなど,その他にもいろいろと教えてくれました。
本当に関心をもち,自分で調べ,実際に飼う。
それも,極める!
すばらしいなあと思いました。
次の休憩時間,また,別の子どもたちが,
今度は,自分達で気付いて,”カブトムシ小屋”を見ています。
「はしっこのカブト,ちょっと動いた。」
「何匹おるん?」
・・・
「4匹。」
「いや5匹。」
「上にもおるよ。」
「8匹だ!」
「すげー。」
「いっぱいおる!」
「かっこいー。」
また,”カブトムシ小屋”を見て,
「これ手作り?」
「そうだよ。地域の方が作ってくださったんだよ。」
「すっげー。」
子どもたちに,関心と感動を与えてくださるとともに,子どもたちの知識と経験の豊かさにもふれさせてもらう機会をいただきました。
本当にありがとうございました。